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Interview
平松 紀人 様・優 様
Learn&Grow Words
「For 4 Faces」

ふたりがふたりであり続けるために、「お互いの持つ4つの顔を尊重し、尊敬できる関係を目指したい」という想いから生まれたこの言葉。夫と妻・父と母・MDとスタイリスト・そして、恋人同士。4つの顔どれもふたりを表す上でなくてはならない一面であることを改めて言葉にできたことで、いつでも初心に立ち返る指針ができた気がします。
どんなときでも一番の味方でいること
優さん)付き合っているときから自分のことのように喜んでくれたり、嫌なことがあったときには私以上に怒ってくれたり、そうやってどんなことが起きても一番の味方として受け止めてくれる彼の存在はとても心強く、絶対的な安心感をもたらしてくれます。喧嘩をすることも少なくはないですが、夫婦として互いに色んな一面を認め、尊重し合える関係であり続けたいと思います。


家族からの大きな愛
優さん)私の父は、仕事柄海外に飛び回ることが多く忙しかったはずでしたが、そんな寂しさを微塵も感じずに愛情を与えてくれ、またそんな父を支えていた母を尊敬しています。自分がやりたいと思ったことを否定せずに全て受け入れ、子供の頃から色んな体験をさせてくれました。結婚式のなかで紀人と父親が一緒になってサプライズしてくれたシーンがあったのですが、距離も離れたふたりがどうやって準備をしたのか色々頭を駆け巡り、この結婚式のためにふたりが考えてくれたその事実全てが嬉しく、何よりシアワセな時間を過ごすことができました。

紀人さん) 結婚式を通じて一つの家族になれた気がします。優の両親へ挨拶に伺う際、結婚の報告やご両親と遠距離になってしまうことなど、伝えることが多くふたりとも色々覚悟をして臨みました。また優から聞くお父さんのイメージは、体育会系のバイタリティ溢れる「男らしさの象徴」を思わせ、その印象が自分とあまりにかけ離れ過ぎていたので、勝手に引け目を感じていました。
ただそんな心配をよそに挨拶が終わった後、お父さんが二人だけで朝まで名古屋の行きつけの場所や好きな場所など色んなところへ連れ出してくれました。名古屋と東京で少し距離があるからこそ、ぐっと関係を縮められるような時間や機会を敢えて作ってくださったことが嬉しく、ひとり娘の婿を自分の家族のように考え、向き合ってくれたことに感動しました。
また、自分の両親を見ていると互いを高め合えるパートナーとしての姿や、恋人同士のような仲の良さを感じる姿など、ふたりで掲げた夫婦の在り方「4faces」をリアルに間近で体現してくれている存在だなと思ったりします。
とくに父親は、厳格な一面だけではなく、無邪気な一面があることも、自分が成長するにつれ分かるようになりました。実際結婚式当日に父親がゲストのなかで一番愉しんでいて、チャペルから入場した瞬間には立ち上がり誰よりも喜んでいた様子で、ゲストの場を和ませてくれました。そんな父親からの暖かい気持ちを素直に受け入れられた結婚式でした。
WEDDING DETAILS
ウェディングに関わらず、ファッションやリビングウェア・カラーなど様々な分野で「好きだ」と思う情報を集約した結果、誰かの真似ではなくふたりの意思が入ったビジュアルや世界観を創り出せたと思います。
-Wedding Item
紀人の実家が営んでいた機屋のファブリックを装飾に使うことをご提案いただき、LEARN&GROWの言葉を添えて、これから夫婦として歩んでいく姿を"2種類のファブリック"で表現。ゲストを迎えるウェルカムスペースは、大切な人に想いやストーリーが伝わる演出となりました。
-Flower Styling
ウェルカムスペース同様にメインテーブルにも、ふたりそれぞれのイメージに合わせてファブリックをあしらい、居心地のよいアトリエのような空間に。不揃いなようで、計算された個性的な花器が目を惹くデザイン。
-Hair Styling
とある写真から着想を得て、白無垢に金箔を飾るヘアスタイルを思いつきました。真っ白に纏う白無垢の衣装に、派手すぎない上品な印象を与える金箔との組み合わせは、日本らしさを表現する大切な要素になりました。パラパラと散りばめたような空気感を残したいという金箔の飾り方へのオーダーに対しても、細かなディテールまで見事に研究し表現してくだった担当者さんには感謝しかありません。















Planning:Hiroki Shimoji
Flower Designer:Tomoki Okura
Hair & Make:Hirofumi Nagata
PRODUCE
